何じゃ、このスミレ! Picked up in 2012

<マーブルカラーのエイザンスミレ>
エイザンスミレ自体はまったく珍しくもないが、ほんのりピンク色があちこちに出ている花は見たことがない。まるで園芸種のようだ。撮影場所は三ツ峠山。別の山ではピンク色の強いアカバナスミレを見れることも。
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Moreボタンを押してごゆっくり。
注:
1撮影日は、2012年
2.撮影カメラは、Eos60D、EOS5DMARKII。レンズはCanon マクロ100mm f2.8、fisheye 15mm f2.8、Sigma マクロ50mm f2.8。
3.場所は、関西、東海、信州、関東。
4.野山の花は自然の中で楽しみましょう!持ち帰りはやめましょう。撮影時には、足下のお花を踏まないように注意しましょう。自戒も込めて。



<このシハイは、交雑種?それとも変異?>
シハイスミレのいっぱい咲く山で、こんなスミレを見つけちゃった。花の特徴は完璧にシハイそのものだが、葉っぱの色は鮮やかな黄緑色。関西地方の山中で撮影。
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そして、葉っぱの裏側も緑色。いったい、これは??? コメント大歓迎!関西地方の山中で撮影。
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<マメマキノにマメシハイ>
この山には、なぜか小さなマキノやシハイが多い。1円玉と比べると、その小ささがよくわかっていただけると思う。関西地方の山中で撮影。
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<サクラタチツボ?>
花弁がサクラの花弁のようにきれいに割れている。時々こんなタチツボスミレを見かける。サクラタチツボと言えば、花弁の色がサクラの花弁のようにピンク色を帯びているものを言う。でも、こんな花弁のタチツボさんはなんと呼べば良いのだろう?白馬山系の山麓で撮影。
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<ニオイタチツボとオオタチツボとの交雑?>
白馬山系の山麓では、このような花をよく見かけた。ともかく、葉っぱがでかく、背も高い。株も大きい。普通のニオイタチツボとは違う。でも、距は白くない。にニオイタチツボスミレとオオタチツボスミレの交雑と思われるが、いかが?
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<ホソイスミレ?>
「あれ!何だか変だ???」よーく見たら、葉っぱのギザギザが明瞭だ。「これがあのホソイスミレなのか!?」
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「信州のスミレ」(ほおずき書籍)によれば、「・・・葉の縁に10〜15の粗い鋸歯が目立つほかは普通のタチツボスミレと変わらない・・・」とある。つまり、鋸歯の全てではないが、その中の10から15は粗い鋸歯を持つタチツボスミレということであろう。写真のタチツボの鋸歯はまだ中途半端な気がする。完全なホソイスミレとまでは呼べなさそう。来年はこれこそホソイスミレ!と呼べるものをぜひ探してみたい!
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<お化けサクラ>
三ツ峠山の山麓で、葉っぱのめちゃでかい、お化けナガバノスミレサイシンに出会ったことがあるが、サクラでこんなにでかい葉っぱを見たのは初めてだった。長さが20cmくらいあっただろうか?
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<未だにわからないスミレ>
「タチツボスミレの花に白色の斑模様が入ってる」と思ったのだが、なんだか変だ。花柄も葉柄も長く、ほぼ垂直にすくっと立ち上がっている。ただのタチツボではなさそうだ。上花弁が普通のタチツボに比べて小さめの印象。
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葉っぱの形も違う。何かとの交雑だろうか?皆様からのコメント、大歓迎でございます。撮影場所は霧ヶ峰周辺。
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こちらは、エゾノタチツボスミレの若い頃だそうだ。エゾノタチツボスミレはすくっと立ち上がっている印象があったが、小さな頃はどうもこんな感じらしい。これは、NYANさんから教えて頂いた。
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<ようやくわかった!フチゲオオバキスミレ>
いがりさんの「日本のスミレ」によれば、『広義のオオバキスミレは日本特産で、・・・環境への適応の幅が広く、各地にさまざまなタイプがみられる。しかし、その実態は非常に複雑で、分類は難しい。・・・』とある。このオオバキスミレを見たときも、「もしかして、フギレ?フチゲではないだろうか?」と思い、自宅に帰ってから図鑑と何度もにらめっこした。フギレは鋸歯の様子からすぐに違うことはわかった。フチゲは葉のふちや葉の裏面の葉脈上に毛が生えるのが特徴とある。
今まで毛は見えなかったが、正月休みの間に拡大写真にじっと目をこらしてみると、ナント!葉っぱの基部の縁、葉っぱの裏側の葉脈上に毛が生えていることが確認できた(画面左上の四角の中を見ると、ホラ、葉の基部に毛が見えるでしょ!)。従って、これはフチゲオオバキスミレで良いと思われる。しかし、このスミレ、実は現地のものではないことに注意。ここのロッジのオーナーが知人を介して種子をいただいて撒いたらしい。ここでは、標高も高いので環境が合うのだろう。色んな高山植物の植物園を作っておられる。
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<ナエバキスミレの突然変異!?>
ここの場所には毎年ナエバキスミレが咲く。毎年見るのはオーソドックスなナエバキスミレだ。ところが、2012年に見たこのキスミレは、葉っぱの厚さがぺらぺらで弱々しい。葉っぱの縁が赤紫色を帯びている。実は数年前にもこのタイプのキスミレを同じ場所で見ていたのだ。別のスミレをここでは見ていないので、交雑種ではなさそうだ。これは突然変異なのだろうか?それとも、・・・?
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<フイリヒメミヤマ?>
夏場の蘭の花を探し求めて山中を歩いていて見つけた、この斑入りの葉っぱ。最初はフイリフモトだと思ったが、葉っぱの先端が細く、むしろミヤマに近い。葉っぱの裏側は、やっぱり緑色だ(画面中央の楕円形の中の葉っぱに注目)。フイリヒメミヤマで良いと思われるが、来年の楽しみがまたひとつ増えた。
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<エピローグ>
いや、なかなかスミレも奥が深いし、交雑なのか変異なのかがわからないものも多い。
これだから、スミレは面白い。来年はタチツボスミレをもっと極めてみたい!
by bjynp | 2013-01-04 23:35 | スミレ野 | Comments(17)
Commented by azm at 2013-01-05 11:01 x
あけましておめでとうございます(^-^)/
スミレ、奥が深過ぎます〜
Commented by fumifumi at 2013-01-05 11:34 x
2013年の幕開けもスミレで始まりましたね。
さすがスミレ博士、微に入り細に入りの観察に感心して眺めています。
あのオオバキスミレと思っていたのはフチゲオオバキスミレだったとは~(@_@)
寒い冬が過ぎれば、待望のスミレのシーズンですね。
今年もどうぞよろしくお願いします(^^♪
Commented by bjynp at 2013-01-05 12:51
azmさん、こんにちわ♪
さっそくのコメント、ありがとうございました。フチゲオオバキスミレ、現地で見たことはなかったのですが、肉眼では毛の生えているのはまったくわかりませんでした。まさかこんなに微妙な毛だったとは。次回は現地で見てみたいものです。
今年もよろしくお願いします。
アッキーマッキー
Commented by naoggio at 2013-01-05 14:04 x
明けましておめでとうございます。
昨年中はたいへんお世話になりました。本年もよろしくお願い致します。
今年も美しい写真、楽しみにしております。
私の方はノロ君のせいでさんざんのお正月でした。
Commented by kwc_photo at 2013-01-05 14:40
ピンクの縁取りのついたスミレはアッキーマッキーさんも見たことがない種類だったのですね。
なんだかちょっと洋物っぽい品がありますね。人間界でいうとローラちゃんみたいな感じでしょうか(笑)

そして、一円玉と比べても本当に小さなスミレ。
可愛い花を見つけるのは楽しいでしょうね。
今年も、いろいろなスミレや山野草を見せていただけるのを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします(^-^)。
Commented by はなねこ at 2013-01-05 15:38 x
アッキーマッキーさん
明けましておめでとうございます。
さっそく楽しげな記事ですが
私には難しくて、個別にはコメントできないものばかりです。
今年もアッキーマッキーさんのスミレの記事を楽しみにしています。
Commented by bjynp at 2013-01-05 19:46
fumiさん、こんばんわ♪
ごめんなさい。azmさんのコメントとごっちゃにしていたようです。
そうそう、拡大しないとフチゲの毛はわかんないですよ。
今年もよろしくお願いします。
アッキーマッキー
Commented by bjynp at 2013-01-05 19:49
naoggioさん、明けましておめでとうございます♪
昨年はご一緒できず、残念でした。キリシマミドリの撮影に出かけられる際はぜひお誘いください。飛んで行きます笑)。
大変でしたね。うちのすぐ近所の病院で100人以上のノロが発生し、死亡された方もおられました。怖いですね。どうかお大事に。
そして、今年もよろしくお願いします♬
アッキーマッキー
Commented by bjynp at 2013-01-05 19:55
katsuさん、こんばんわ♪
はい、エイザンスミレでもこんな可愛らしい花は初めてでした。確かに、ローラちゃんみたいですね。
まめちゃんのスミレも可愛いでしょ。katsuさんも野山のスミレ散策、今年は始めますか?
今年もよろしくお願いします♬
アッキーマッキー
Commented by bjynp at 2013-01-05 23:28
はなねこさん
明けましておめでとうございます♪
残念。はなねこさんのコメントも期待してたんですが、・・・。
でも、難しいですね。今年こそはコボトケを見てみたいですね。今年もよろしくお願いします♬
アッキーマッキー
Commented by 虫林 at 2013-01-06 10:22 x
エイザンスミレは、スミレの仲間でも花色のバリエーションが最も多いスミレですね。花も大きくて立派なので見つけるとカメラを向けてしまいます。今回のスミレはとても上品な花色で綺麗です。
今年もよろしくお願いします。
Commented by NYANです at 2013-01-06 12:57 x
並べてみるとオモシロイですね。

初めてフチゲオオバキスミレを観察した時のことを思い出します。
感想は、ほぼ同じでした。(´ー`)
なにしろ、ルーペで見ないと、縁の毛なんて見えません。
最も目にとまるのは、花びらの裏側や茎の臙脂色でしょうか。
蕾だと、なおさら、強い印象を与えます。
それから、根茎で増えるオオタチツボスミレのように群生していません。
環境にも左右されるのでしょうが、あちこちにポツンポツンと黄色い花が見えるのです。
つまり、性質がかなり違うということでしょう。

ニオイタチツボスミレに関係しそうなすみれたち、確かに時々見かけますね。
悩ましいところです。
昨年、NYANもハグロ型らしき個体を観察しました。
いろいろ変化や交雑が見られ、それもまた楽しい!そんなところでしょうか。
植生品を観察してもわからない重要なポイントでしょうか。
Commented by NYANです at 2013-01-06 19:06 x
あれれ、行の位置がずれていますね。
エディターが時々やらかすんです・・・、投稿前に気が付きませんでした。

最後の「植生品を観察してもわからない重要なポイントでしょうか。」ですが、この行は4行上、「黄色い花が見えるのです。」の次に挿入して、読み直して下さいませ。m(_ _)m
面倒くさくて、申し訳ないです。
Commented by bjynp at 2013-01-06 20:09
虫林さん、こんばんわ♪
はい、昨年三ツ峠山で見かけたエイザンは格別美人でしたよ。
今年は、エイザンの変種にも逢いたいなぁ。
今年もよろしくお願いします♬
アッキーマッキー
Commented by bjynp at 2013-01-06 20:37
NYANさん、こんばんわ♪
丁寧なコメントを2回もありがとうございました。
フチゲの毛、今回強拡大してようやくわかりました。恐るべしフチゲと名付けた方!すごい観察力ですね。
NYANさんが書かれたように、蕾の裏側の紅紫色は鮮やかでした。植生なので、残念ながらぽつんぽつんと咲いてる様子まではわからなかったですね。
ニオイタチツボとオオタチツボスミレの混生地では、両者の特徴を併せ持つ株がちらほらあり、けっこうな大株を形成していたので、交雑の可能性が高いと感じました。あそこでは、ミヤマナガハシとほかのタチツボとの交雑っぽい株もありましたが、そちらは今年以降によく観察したいと思ってます。
アッキーマッキー
Commented by vol at 2013-01-08 20:25 x
ご無沙汰してます。しばらくパソコンでネットができないところにいましたが 今日いしのまきのはじっこに戻ってきたので久しぶりにパソコンからおじゃまします。
たくさんの何じゃ君がいて 楽しそうですね~♪
フチゲオオバキスミレの事ですが、実は葉の付け根と裏に毛があるのはオオバキスミレにもよく見かけます。フチゲちゃんは付け根ではなく葉のまわりにも毛があるのですが それも オオバキスミレにもあることが多いそうです。困りますよね~^^;
次回は うちのほうでも フチゲオオバキスミレの事を記事に予定していましたが。。。もう一度見直そうかと・・・
ことしもよろしくお願いいたします。
Commented by bjynp at 2013-01-08 21:48
volさん、こんばんわ♪
パソコンでネットできない所って・・・海外ですか、いいなぁ!どこに行かれたんでしょう、後で見に行こっと!
さて、フチゲのコメントを見てびっくりです。そう言われてみると、対照観察をしてないことに気づき、昨年4月28日に赤坂山で撮影したオオバキスミレを拡大してみると、・・・・ナント!、葉の基部、葉柄、葉の裏側の中心葉脈上にくっきりと毛が観察できました。うーむ、困りましたね。
後は、根茎が横に伸びているか否かを確認するのが一番良さそうですね。一度、原生地で見てみたいものです。
アッキーマッキー


ネイチャー(花、風景、昆虫など)の写真、エッセイを載せてます。春はスミレ追いかけてます。アップルがサービスを中止してオリジナルサイトNature Worldを更新できなくなったので、こちらに隠れ野、開きました。


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