<   2009年 04月 ( 8 )   > この月の画像一覧

スミレを追ってー下田編

<風の又三郎、>
『どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう』
誰もがよく知っている宮沢賢治の『風の又三郎』の1節。昨日は、めちゃめちゃ風が強く、丘の上、外海に面した海岸は、死の危険すら感じた。どこかで又三郎が暴れているんだろうか?山の中では、後ろに又三郎がいるんじゃないかと思ったくらいだ。昨日は風は強かったが、次第に天気もよくなり、絶好の風景を楽しめた。初夏の海を感じさせる海岸では、すでにサーファーが大波を楽しんでいた。最初の3枚は、広角なので荒れた海の様子がわからないが、後ろの2枚では荒れ方がわかるはずだ。望遠レンズを忘れたので、望遠マクロで代替した。

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愛車から海を臨む 下田付近の海岸
Eos5DMarkII, Fish Eye 15mm, f14, Av, Exp., ISO100
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鏡の様な海も外海は荒れ模様 下田付近の海岸
Eos5DMarkII, Fish Eye 15mm, f14, Av, Exp., ISO100
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打ち寄せる白波 下田付近
Eos5DMarkII, Fish Eye 15mm, f14, Av, Exp., ISO100

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荒れ模様の海での釣り 下田付近の海岸
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f3.5, Av, Exp, ISO100

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大波が打ち寄せる岸壁 下田付近の海岸
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f4.5, Av, Exp, ISO100

<伊豆の踊り子>
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追ってきた。
私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり、紺飛白(こんがすり)の着物に袴をはき、学生カバンを肩にかけていた」で始まる川端康成の小説、伊豆の踊り子。誰もが1回は学校で詠まされたはずだ。中学の時は、特に興味も覚えなかったが、改めて天城峠を通ると、そこら中に「伊豆の踊り子」の記念碑があり、嫌でもこの小説を意識してしまう。昨日は、下田に行く途中。旧天城街道を通ってみた。苔むした橋梁に趣が感じられる。ここを通ると、柄にもなく川端小節をまた読んでみようかなあって思ってしまう。

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苔むした橋梁 旧天城街道
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f6.3, Av, Exp-0.67, ISO500

<シチトウスミレを探して>
いかん、いかん、寄り道ばっかりだったが、目的はシチトウスミレの撮影だった。情報によると、シチトウスミレは伊豆諸島に限らず下田付近でも見られるらしい。下田は、伊豆諸島への玄関で、伊豆の踊り子もここから伊豆大島に渡っているので、下田でも見れることはうなづける。
海岸性の植物によくあるように、照りが強く、葉っぱも大型らしい。河津から下田にかけて海岸沿いを何度も車を降りて道ばたを探すが、一向にそれらしきスミレがない、っていうか、スミレ自体どこにもない。今年は、ここ2週間ほど暑かったので、どうやらここらのスミレは殆ど終わってしまったようだ。これは、いかんと思い、山に登ってみることにした。シチトウスミレは、タチツボスミレの仲間で、タチツボは道ばたから1,000m以上の山までどこでも咲く生命力を持っている。暑さで道ばたが終わっているなら山に登ったまだ残っているかも?と微かな期待を寄せて、下田付近で海岸沿いの山に登ってみた。タチツボスミレは見つけた物の、なかなかシチトウらしきスミレを見つけられなかったが、シロツユクサが群生している所の近くに、それと思われる株を数株見つけた。やはり、照りが強く、葉っぱがでかい。葉っぱは、直径にして6センチはあった。念のため、いがりさんに同定を願いしてみよう。「ああ、よかった」ただ、ここ1カ所以外では生息地を今回は確認できなかった。来年は、伊豆諸島にぜひ行ってみたい。スミレ以外の花については、次回また紹介する。


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シチトウスミレらしきスミレ
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f11, Av, Exp-0.67, ISO2,500
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シチトウスミレらしきスミレの葉っぱ
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f4.0, Av, Exp, ISO500
by bjynp | 2009-04-27 07:53 | スミレ野 | Comments(4)

スミレを追って- 山中城址〜旧箱根街道〜箱根峠編 その壱

<満開の石楠花>
窓の外は、大粒の雨が落ちる音がしている。今日は、4月25日。雨で撮影できないので、サイトの修繕と日曜日の画像を使ってブログをアップしている。
日曜日は、山中城址から旧箱根街道を通り、箱根峠まで登った。山中城址のすぐ外の山の中に今まで知らなかった大きなお寺を発見した。ここに、素晴らしくきれいな石楠花を見つけた。白、白ピンクの花だ。
泉鏡花の小説には、山の中によく美女が現れる。現実にそんなことはないが、このように美しい花に思いがけずに出会えると、とても嬉しくなる。それにしても、ここのお寺は相当大きいが、周りには誰も住んでいそうにない。あまり気持ちが良い所ではなく、しばらく散策してから寺を後にした。
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石楠花 山中城址近くの山の中
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f4, Av, Exp.-1, ISO400
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石楠花 山中城址近くの山の中
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f4, Av, Exp.-1, ISO400



<山中城址の北と南>
山中城址は、国道をはさんで、北と南に分かれているが、環境的にはかなり似通っている。ところが、北側にはスミレ(マンジュリカ)がいっぱい咲いているが、南側にはまったく咲いていない。なんでだろう、って毎年思っていたが、ただぼんやりそう感じていただけで答えが浮かばなかったが、最近ふとひらめいた。ここは、芝生の公演にするために、別の場所から土を大量に入れたのだが、北側と南側で違う場所から運んで来たんではないだろうか?という推察である。案外、当たってるかも?と思う今日この頃である。
それにしても、ここの芝生は気持ちがいい。お昼寝するには最高の場所だ。スミレを撮影していたら、いつしかうとうとしてしまっていた。春眠暁を覚えず。。。という感じ。
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ハルジオン 山中城址
Eos5DMarkII, Fish Eye 15mm, f6.3, Av, Exp.-0.33, ISO100

<色の抜けるスミレ、ミョウジンスミレ>
毎年ここで観察するのが、花弁の周辺部の色が抜けてしまっているスミレ、ミョウジンスミレである。何代にも渡って続いており、この土地の固有種かもしれないが、環境、例えば農薬のせいじゃないかとも思っている。オリジナルサイトのブログ「気まぐれダイアリー」の2007年5月4日(スミレ七変化)のページも参照するとよくわかる。

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花弁の周りの色の抜けたスミレ(唇弁の紋様もすこし変わってる) 山中城址
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f9, Av, Exp.-0.33, ISO125

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少しだけ色の抜けたミョウジンスミレ 山中城址
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f14, Av, Exp., ISO400

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かなり色の抜けたミョウジンスミレ 山中城址
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f14, Av, Exp., ISO500

<旧箱根峠は、収穫なし>
旧箱根街道は、暗いことは以前ハイキングしていたときにわかっていたので、あまり期待してなかったが案の定スミレは貧相だった。ただ、左右からしなだれて寄りかかってる竹の中を歩くと、はまるで昔のテレビ番組の『タイムトンネル』のようだ(なつかしい)。
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タイムトンネル?  旧箱根街道
Eos5DMarkII, Fish Eye 15mm, f8, Av, Exp.+0.33, ISO400

咲いているのは、ヤマルリソウくらいのものだ。
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ヤマルリソウ  旧箱根街道
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f5, Av, Exp.-0.67, ISO2,000

少々落胆して箱根峠にたどり着いたが、箱根峠では、また面白いスミレを見つけることになった。この続きは、その弐で。
by bjynp | 2009-04-25 15:21 | スミレ野 | Comments(6)

スミレを追って- 山中城址〜旧箱根街道〜箱根峠編 その弐

<蜃気楼>
先週の土曜日(18日)、日曜日(19日)は、今ひとつ天気がすっきりせず、怪しげな雲が出ていた。土曜日は、裾野市の須山の辺りで富士山の蜃気楼らしきものをみた。大野路ファミリー近くの交差点から富士山は北北西の方向に見えるが、西南西の方角に越前岳と位牌岳が見える。その一体を薄い雲が覆っていたが、越前岳に重なるように富士山らしき蜃気楼を見た。こんな蜃気楼は初めてだったので、交通量が多いにも拘らず車を降りて撮影した。

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本物の富士山 裾野市須山
Eos5DMarkII, EF24-70mm, f9, Av, Exp.-0.67, ISO100

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富士山の蜃気楼 裾野市須山(画面中央が富士山の蜃気楼と思われる)
Eos5DMarkII, EF24-70mm, f4, Av, Exp.-0.67, ISO160

<またまた新種?>
箱根峠付近の山で。また変な葉っぱを見つけた。葉の色が普通のスミレの葉っぱの色合いとは違うし、照りがきついし、最初見つけたときは、スミレの葉っぱとは思えなかった。

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最初何か分からなかった植物の葉っぱ 箱根峠付近
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f8, Av, Exp.-1, ISO1,600, with flash

近くに、蕾を付けている株があった。花の色はどうやら白が基調になっているらしい。葉っぱの色は、紫色だった。こういう特徴を持っているスミレは、フモトスミレがぱっと思いつくが、あまりに葉っぱが異様なので自信がない。この写真では分からないが、普通のフモトスミレに比べてかなりでかい。何とかこの花を同定したいと思い、花をつけている株を探してみた。

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やっぱりまだよくわからない植物の葉っぱ 箱根峠付近
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f8, Av, Exp.-1, ISO1,600, with flash

探してみると日当りの良い場所に「あった!」。やっぱりフモトスミレのようだ。
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変わった形質を発現しているフモトスミレ 箱根峠付近
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f11, Av, Exp.-1, ISO 400

それにしても、変わったスミレだ。花柄や葉柄が長くなり、しかも巨大化する傾向がある。これは、東富士の別の場所で見つけた別のフモトスミレの固有種らしき株と共通の形質だ。そちらのスミレに関しては、オリジナルサイトのブログ「気まぐれダイアリー」の2008年4月26日の「1年越しの恋。。。」を参照されたい。普通のフモトスミレは、葉っぱを広げた直径が5-6センチであるのに対して、このスミレの直径は約9センチと1.5倍くらい大きかった。
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変わった形質を発現しているフモトスミレ 箱根峠付近
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f9, Av, Exp., ISO 400

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普通のフモトスミレ 箱根峠付近
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f3.5, Av, Exp.-0.33, ISO 2,000

<エピローグ>
● 富士山の蜃気楼を初めて味わった。
● 箱根峠周辺で、変わったフモトスミレを見つけた。
● 葉っぱの照り、葉っぱが大きい、花柄や葉柄が長くなる傾向があり、東富士で見つけた、斑入りで照り葉のフモトスミレとよく似た形質を持っていた。
by bjynp | 2009-04-25 01:21 | スミレ野 | Comments(0)

スミレを追って- 西富士編、北富士編 sanpo

<桜散る季節に>
昨日は、西富士、山梨県は天気も良く、スミレ探しに汗をかいた。まず、目指したのは長者ガ岳の麓のアケボノスミレと、近くのキスミレのポイントに出かけ、その後河口湖周辺の山麓にイブキスミレとゲンジスミレを探しに出かけた。田貫湖では、桜が散り始め、駐車場の車の上にどんどん桜が降り積もる。1句詠めそう。

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桜積もる車 田貫湖
Eos5DMarkII, Fish eye15mm, f14, Av, ISO100

<アケボノスミレとキスミレ>

長者ガ岳山麓では、山の斜面に毎年のように、きれいなアケボノスミレが咲いていた。ヒナスミレと並んで、スミレのプリンセスと言えるくらい、美しいスミレで、大好きなスミレのひとつだ。まだこれからのようで、蕾も多かった。

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アケボノスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f3.5, Exp-0.67, Av, ISO 100

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アケボノスミレの蕾
Eos5DMarkII, Macro180mm, f14, Exp-0.67, Av, ISO 2,000

キスミレは、年々このポイントの株が少なくなっている。ハイカーの方にはくれぐれも自制を求めたい。また、少し遅かったのだろう。しおれかけている花も多かった。

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キスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f14, Exp-2, Av, ISO 400, +Flash

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萎れかけたキスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f14, Exp-2, Av, ISO 250, +Flash

近くに、ジロボウエンゴサクが咲いていた。大きい花もきれいだが、こんな小さな花もいい。
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ジロボウエンゴサク
Eos5DMarkII, Macro180mm, f14, Exp-2, Av, ISO 400, +Flash

<イブキスミレ、ゲンジスミレ>
昨年は、しおれた花と閉鎖花しか撮れなかったイブキスミレ。実は。昨年花自体は目撃していたが、その頃はイブキスミレになじみがなく、ただのタチツボと勘違いしていたのだ。今年は、河口湖周辺の広い範囲でイブキスミレを見ることができた。こうしてじっくり見るとイブキスミレの花は、透明感がある。このスミレを見ていると、伊吹山の新鮮な空気が何となく頭にも浮かんでくる。


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イブキスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f4.0, Exp-0.67, Av, ISO 160

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イブキスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f4.0, Exp-0.67, Av, ISO 160

さて、先週高尾山の帰りに立ち寄って昨年見つけたゲンジスミレのポイントに出かけた(オリジナルサイトのブログ『気まぐれダイアリー』の2008年5月8日スミレ紀行GWシリーズ-V 河口湖村、 2008年5月11日スミレ紀行POST GWシリーズ-II 三ツ峠山〜。。。をご覧頂きたい。)。ざっと探したら、1株のみ超小さいゲンジスミレを見つけた。ぱっと見ると、フモトスミレかと思ったくらい小さかったが、レンズを覗いてみると間違いなくゲンジスミレだった。側花弁の黄緑色、葉っぱの形と筋の入り方がなんとなく高貴なイメージがある。これから、もう少したくさん大きな花が出て来てくれることを期待したい。

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ゲンジスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f14, Exp-0.67, Av, ISO 400

<その他のスミレ>

この他に、見かけたスミレは、桜スミレの様に葉柄がほぼ垂直に立ったアカネスミレ、エイザンスミレ、ヒナスミレ、まだお化け化してないナガバノスミレサイシンだった。特に、エイザンスミレはきれいだったので、ここにも掲載しておく。

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エイザンスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f9.0, Exp-0.67, Av, ISO 2,000

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エイザンスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f9.0, Exp-0.67, Av, ISO 2,000

ヒナスミレもここは標高が高く、涼しいので萎れている株は小仏峠周辺と比べると少なかった。

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ヒナスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f8.0, Exp-0.67, Av, ISO 3,000

<その他の花、昆虫>

山を登って行くと、スギタニルリシジミがひなたぼっこをしていた。羽根を開いてくれないか待っていたが、広げる前に飛んでいってしまった。ざんねん。この他、ルリタテハもひなたぼっこしていた。

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スギタニルリシジミ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f5.0, Exp-0.67, Av, ISO 125

エゾアオイスミレは、まだ花が出てなかった。来週くらいかな?楽しみだ。

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エゾアオイスミレと思われる葉っぱ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f5.0, Exp-0.67, Av, ISO 125

<エピローグ>

●ゲンジスミレがこんな時期から咲いていたとは驚き。今年は、いっぱい見れるといいなあ。
●イブキスミレは、スミレの花の中でも透明感のある、さわやかな印象。去年の雪辱が果たせて良かった。
●エゾアオイスミレは、来週以降に持ち越し。
●イブキスミレは、昨年閉鎖花としおれた花しか撮影できなかったので、今年新たに撮影できた花の0.5として勘定しよう。これで、今年新たなスミレの撮影は4個。後2個で目標の6個。今年の目標もだんだん現実的になってきた。ワクワク。
by bjynp | 2009-04-18 10:42 | スミレ野 | Comments(6)

スミレを追って- 岐阜編 (恐るべし母校の裏山続編)

<母校の裏山>

母校の裏山は、東海自然歩道になっており、豊かな自然が残されている。学生時代から当然東海自然歩道はあったのだが、今のように自然にそんなに興味もなく、一度も登ったことがなかった。ところが、昨年5月に登ってみたら、マキノスミレとの中間的なシハイスミレ、ハグロシハイスミレを見つけてびっくり。ただ、残念ながら時期が遅すぎて、花は殆どしおれて見れなかった。詳しくは、オリジナルサイトのブログ『気まぐれダイアリー』の2008年5月6日スミレ紀行GWシリーズ 岐阜/恐るべし母校の裏山 をご覧頂きたい。
ちょうどこの日は午後に父の入院があり、休みを取っていた。午前中に恩師のN先生を訪問することになっており、それまでに登ってみることにした。遊歩道の入り口には、桜も植えてあり、のどかな雰囲気だ。
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岐阜の東海自然歩道の入り口付近
Eos5DMarkII, Macro180mm, f4.0, Exp-0.33, Av, ISO200

少し登って行くと、ミツバツツジがあちこちに咲いている。鮮やかなピンク色が疲れたハイカーを勇気づけてくれる。
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ミツバツツジ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f4.0, Exp-0.33, Av, ISO160

<マキノスミレとの中間的な株、ハグロシハイスミレは、果たして撮れたのか?>

さて、いよいよ問題のシハイスミレだ。ちょっとだけ気になるのは、このところ気温が高い日が続いており、花が終わってないかということだ。高雄周辺のタカオスミレ、小仏峠周辺のヒナスミレは、すでに萎れてしまっている株も多かった。不安と期待に胸が張り裂けそうになり、ていうか、先生との約束の時間を気にしつつ、急いで登っているので、かなりしんどい。標高250m付近で、ようやくマキノスミレとの中間的な株を見つけた!でも、残念ながら標高が低すぎてすでに種が大きかった。葉っぱの裏は紫色なので、やはりシハイスミレの範疇に入れるべきであろう。この株はすでに1週間は前に終わっていたようだ。どんどん登っていくと、今度は葉っぱも花も小さい株ばかりだ。やっぱり気温が高い日が続いたので、まだ花も葉っぱも小さいうちにやられてしまったようだ。しかし、頂上付近でようやく斑入りの中間的なシハイスミレが花をつけていた。

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マキノスミレとの中間的なシハイスミレ 
Eos5DMarkII, Macro180mm, f4.0, Exp-0.33, Av, ISO200

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マキノスミレとの中間的なシハイスミレの種子 
Eos5DMarkII, Macro180mm, f3.5, Exp-0.33, Av, ISO160

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マキノスミレとの中間的なフイリシハイスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f4.0, Exp-0.33, Av, ISO250

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マキノスミレとの中間的なフイリシハイスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f4.0, Exp-0.33, Av, ISO2500

ハグロシハイスミレも葉っぱも花も小さな株ばかりで株数も少なかったが、何とか数輪撮影できた。
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ハグロシハイスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f3.5, Exp-0.33, Av, ISO200

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ハグロシハイスミレ
Eos5DMarkII, Macro180mm, f14, Exp-0.33, Av, ISO2000

<エピローグ>
●7時過ぎから登り始めて2時間半くらいで下山したが、下山は殆ど走っていた。恩師との約束の時間の制限があってあせったが、最近は、こういう時間制限のある撮影が多く、心臓に悪い。余裕のさる撮影をしたいものだ。
●気温の高い日が続き、今年はスミレの撮影が例年以上に難しそうだ。皆さんもご注意下さい。
●マキノスミレとの中間的なシハイスミレは、やはりあった。
●ハグロシハイスミレは、岐阜の別の山までは確認できなかったので、生息地は結構限られているのかもしれない。
●植物は、重力を感知する機能を持っているようだ。アケボノスミレなどは、斜面を好むが、シハイスミレは斜面であまり見かけず、林縁の山道の平たい場所に生えていることが多いように思うが、皆さんいかがでしょう?
●一応、昨年はハグロシハイスミレの花は撮れてなかったので、これで今年の新たなスミレは、3.5個ゲットできたことにしよう。目標の6個まであと少し!
by bjynp | 2009-04-16 09:24 | スミレ野 | Comments(0)

スミレを追って- 高尾編

<春うらら>
この日は、天気も良く、『高速道路、どこまで行っても1,000円ぽっきり』施策にちゃっかり乗っかって高尾周辺までやってきた。目的は、まずはタカオスミレとヒカゲスミレ、それとコボトケスミレも欲張ってゲット(写真を)したいと朝一に乗り込んだ。この日の後半戦。コボトケスミレを探しに、小仏峠をはさんで左右2つの山頂までハイクした。下の写真は。小仏城山の山頂の写真である。

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小仏城山山頂
Eos5DMarkII, Fish eye 15mm, f14, Av

モクレンの花がきれいに咲いていた。ここの山頂には。大きな茶屋(休憩所)があって、たくさんのハイカーが、お弁当を食べたり、茶屋の飯など食べている。ビールなんかも売っている。峠まではすぐだと思ってお茶も車において来てしまった。喉からからで、頂上に着いたらお茶でも買おうかと思っていたが、いざ買おうとしたら財布も車においてきたことに気づいた。「あいやー、しまった!」多くのハイカーは、ビールも入って陽気に昼食を食べている。財布を忘れた自分が悪いのだが、人間ができてないので、つい他人をうとましく思ってしまった。『だいだい、帰りは車じゃないの?キ○ンのフリーにしておきなさい!』って、ぶつぶつ独り言を言っている自分が情けない。それにしても、ここの山頂は、モクレンと桜に囲まれてまさに「春うらら」って感じ。そう言えば、昔、『春うらら』(田山雅充)
って曲があったなあ。なつかしい。



<タカオスミレとヒカゲスミレ>
But, First.... このフレーズをご存知の方は、相当米国のテレビ、もしくはポッドキャストを観てられる方だろう。このフレーズは、NBCの『Meet the Press』のキャスターが最初に言う言葉だ。この番組のティム・ルサートの司会はメチャよかったなあ。残念ながら、彼は数ヶ月前に心筋梗塞で亡くなってしまった。ご冥福を祈りたい。閑話休題。
まずは、タカオスミレとヒカゲスミレである。タカオスミレもこの日はまだ花が小さい株ばかりだった。ヒカゲスミレは、3カ所目でようやく見つけることができた。

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タカオスミレ
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f9.0, Av, Exp -1, +flash


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タカオスミレ
Eos5D, マクロ180mm, f13, Av, Exp -2, +flash


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ヒカゲスミレ
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f8.0, Av, Exp -1



ただ、ちょっとだけ気になることがあった。2つ目のポイントに着いたら、いつくかの株の花がすでに萎れていた。どうやら、この所の暑さにやられたらしい。桜の花が散り始めるのは、ほぼ平年並みだったので、どうもこれから花の終わりも早くなりそうだ。早く撮らないと。

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しおれてしまったタカオスミレ
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f5, Av, Exp -1, +flash

<小仏峠を登る>
コボトケスミレ、簡単に見つかるかと思ったが、見つからない。川からの冷風が尾根に向かって吹き上げて来る。どうやら、コボトケスミレはこういう環境を好むらしい。道から少しそれて林床を探しまわり、小仏峠の左右の山(小仏城山、景信山)まで来てみたが、残念ながらコボトケスミレは、見つからなかった。少しばかり時期が早かったのかもしれない。
なので、小仏峠周辺で撮影した他のスミレを紹介する。まずは、ヒナスミレ。ヒナスミレが、小仏峠の左右の尾根沿いにいっぱい咲いていた。タカオスミレと同様、すでにしおれている花が目立ったが、なかにはきれいな花も多かった。また、ほぼ真っ白なシロバナヒナスミレも見つけた。

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ヒナスミレ
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f6.3, Av, Exp -1,



この他に目立った花は、エイザンスミレ、ヒゴスミレ。エイザンスミレで2株ほどピンク色の強い花があった。

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エイザンスミレ
Eos5DMarkII, マクロ180mm, f8.0, Av, Exp -1,



<エピローグ>
●この日は、お茶と財布を車に忘れたため、ホントに喉がからからになった。さいわい、谷からの冷風が吹き上げていたので、何とか下山できた。今度から、お茶だけは忘れないようにしないと。。。今日の最大の反省。今度から、キリンのフリー、持って来ようかな。
●それにしても、コボトケスミレは、悔しかったなあ。ま、今年でおしないではないので、来年の楽しみに取っておこうかな。
●実は、この後、河口湖周辺にイブキスミレとゲンジスミレの様子を確認に出かけた。イブキスミレは葉っぱは確認でたが、花は見つけられなかった。来週(18日、19日)には咲きそうな感じだった。ゲンジスミレは、葉っぱも見当たらなかった。まだまだ早いようだ。
●今年、新たに撮影コレクションにタカオスミレ、ヒカゲスミレが加わったので、目標6の内、3つが達成できたことになる。よーし、この調子でどんどんゲットしたい。
by bjynp | 2009-04-11 21:02 | スミレ野 | Comments(0)

近くの山でシハイスミレ発見!

三島に来てから富士山周辺のスミレを50種近く撮影して来たが、シハイスミレは見たことがなかった。前から気になっていた山にシハイスミレを探しに出かけた。岐阜や滋賀県の状況から、ある程度の標高は必要なことは分かっていた。目星をつけていた場所の周辺に、ありました!やっぱり近くにもあったんだ、と安堵感を感じた。ここのシハイスミレは、こんな感じでした。シハイらしいと言えば、典型的なシハイスミレと言える株ばかりだが、昨年赤坂山で見たシハイスミレは素晴らしくきれいだった。その花は、オリジナルサイトの『スミレ紀行GWシリーズ-IV 滋賀/比良山、マキノ赤坂山周辺』を参照されたい。
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by bjynp | 2009-04-05 22:23 | スミレ野 | Comments(4)

タカオスミレを探しに。。。

土曜日は、『高速道路、どこまで乗っても1,000円ぽっきり!?』施策に乗っかって高尾山に出かけた。5時半頃に起きていそいそと出かけたが、途中、八王子市内で渋滞にあって結局高尾山登山口に着いたのは、9時頃だった。登山道を登って行くと、薬王院に着いた。このお寺、奈良時代の有名な行基が開山したと伝えられている。行基と言えば、思い出すのが、手塚治虫の『火の鳥 鳳凰編』だ。この漫画見た時は、メチャメチャすごい衝撃を覚えた。それは、さておき山門で、いかつくもユーモラスな像に出会うと、心がなごむ。
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さて、この日に観察できた、タチツボスミレ、アカフタチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ以外のスミレを紹介する。まずは、アオイスミレ。美人も少し難があるほうが可愛いが、アオイスミレも皺があるのが愛嬌があって好きだ。
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次に、ナガバノスミレサイシン。ある区域では、唇弁のメチャ細い株が多く見られた。ここの土地の何かがエピジェネに変化を起こさせたんだろう。それと、違う場所にはシロバナナガバノスミレサイシンもちらほら咲いていた。
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それらのへんてくりんなナガバノスミレサイシンの近くに咲いていたヒナスミレ。今年初めてのヒナ。でも、「これ、ヒナ?」と思ったくらい変わっている。全体的に花弁が細い。やはり、この土地の何かがエピジェネに影響しているのかもしれない。
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エイザンと思われるスミレも1株、蕾をつけていた。
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マルバスミレも結構咲き始めていた。
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そして、最も気になったタカオスミレ。いっぱい株は見られたが、肝心の花はなかなかない。蕾がまだ固い。来週末なら花を見れそうだ。登山口に栽培しているタカオスミレを販売していたので、それをちゃっかり撮影させてもらった。今度は、自生の花をぜひ見つけたい。タカオスミレ、ヒカゲスミレは今まで見たことがなかったが、だいたい好みの場所は分かったので、よく似た場所を探したい。
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また、民家の庭先、裏高尾の辺りで、ビオラソロリアも見つけた。紫色の濃い、ビオラは、滝や冷たい川の近くでいずれも見かけている。オリジナルは冷地なのだろう。昨年、ボストンでも民家の庭で見かけた。
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スミレの他は、ネコノメソウがだいぶ咲いていた。ハナネコノメソウは、やっぱり可愛い。フォトジェニックに撮影してみた。写真はださないが、ヨゴレネコノメソウもいっぱい咲いていた。
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ニリンソウもいっぱい咲いていた。こちらも負けず劣らず可愛らしい。
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ミヤマカタバミも顔を上げてくれない所が、また可愛らしい。
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登山道の最後には、お地蔵さんも見送ってくれた。にこやかに送ってくれると、また来たいと思った。帰りに、ヒカゲスミレを求めて山中湖近くを散策したが、雨が降って来たのには閉口した。おまけに、思っていた場所は寒く、まだ雪が残っていた。咲くにしてももう3週間くらいは先になりそうだ。今後も、『高速道路、どこまで乗っても1,000円ぽっきり!?』施策をどんどん活用したい。
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by bjynp | 2009-04-04 21:20 | スミレ野 | Comments(3)


ネイチャー(花、風景、昆虫など)の写真、エッセイを載せてます。春はスミレ追いかけてます。アップルがサービスを中止してオリジナルサイトNature Worldを更新できなくなったので、こちらに隠れ野、開きました。


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